岡田商店ホームページ

コラム「駄菓子屋のうんちく」

駄菓子マスター 岡田政隆

● プロフィール

岡田政隆 (株式会社岡田商店代表)
1978年生、東京都出身
2006年に株式会社岡田商店に入社、2013年に代表取締役に就任。

当コラムでは、商品のご案内の他、駄菓子の歴史、現在の状況、今後のあり方等ご紹介をしながら、自分自身も見識を深めていこうと考えております。
どうぞ宜しくお願いします。

INDEX

第4回「鈴ノ屋さんのきなこ棒」

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今年もマイペースでのんびりと、駄菓子の魅力を伝えて行ければと思っております。

さて、今月はメーカーさんのご紹介をさせて頂きます。
東京荒川区にございます「(株)鈴ノ屋」さんです。なぜ鈴ノ屋さんを取りあげたかと申しますと、現在、駄菓子のメーカーさんも、小売、問屋と同じように高齢化が進み、後継者不足の状況です。

駄菓子業界は一部を除いて、多くのメーカーさんが小規模事業者です。ご家族のみ、又はパート、アルバイトさん数人で経営されている所も数多くございます。たとえ後継ぎがいらっしゃっても、将来の不安から廃業してしまうメーカーさんもあります。

その中で鈴ノ屋さんは、お父上が製菓業を経営されている娘さんが、旦那さんと独立して開業した「きなこ棒」の専業メーカーです。
お二人とも私と同世代で、この業界ではかなり若手になると思います。駄菓子業界はメーカー、問屋、小売を問わず新規開業される方は殆どいませんし、後を継がれる方も少ないので、本当に若い世代がいません。
鈴ノ屋さんの存在は私にとって大変励みになりますし、きなこ棒という昔ながらの駄菓子を、次の世代に伝えてくれるありがたい事です。都内には鈴ノ屋さんを含め、きなこ棒の製造メーカーさんは数件しかありません。
駄菓子屋さんで見かけたら、ぜひ食べてみて下さい。
黒砂糖ときなこの優しい甘さは、子供からお年寄りまで楽しめます。


きなこ棒ができるまで

[写真1]
黒砂糖と水飴を煮詰めます。両方ともきなこ棒製造の為に、特別に用意した物です。

[写真2]
写真1で出来た物を、今度はきなこと合わせて練っていきます。

[写真3]
写真2で出来た物が棒状になって押し出されて、さらにきなこがまぶされていきます。

[写真4]
決まった長さにカットされます。

[写真5]
カットされたきなこ棒が包装されます。これは1本規格の商品です。

[写真6]
最後は手作業で検品、箱詰め作業が行われます。

[写真7]
代表の小林さんご夫妻です。研究熱心で、日々より良い商品作りに努めておられます。

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